10月21・22日にアレルギー・ リウマチ相談員養成研修会に広島に行って来ました。
祝!リーグ2連覇です!広島駅に着きこの横断幕に迎えられ、広電 (広島の路面電車)に乗り袋町へ向かいました。この日はマツダZ oomZoomスタジアム広島で広島カープとDeNAとのクライ マックスシリーズ第3回戦でしたが、 雨天中止で帰路につくファンでごった返してました。
久しぶりに乗る広電に揺られ、無事研修会に到着しました。 この研修会は厚労省からの委託(?)のかたちで日本アレルギー学 会が主催の研修会で、医師、薬剤師、看護師、保健師をはじめ、 幼稚園・保育園の保育士の方々も対象にした研修会です。
新しい知見と今までアレルギー疾患に関して診療してきたことの再 確認ができ、大変有意義な研修でした。
特に印象に残ったことが2点あります。
まずは、 アレルギー症状がないお子さんへのアレルギー血液検査は不要であ ると再認識したことです。私も常々感じており、 症状もないのに検査を希望される患者さんや、幼稚園・ 保育所から検査を勧められているケースが多く、 必要がないのに針を刺して採血をすることはお子さんに申し訳なく 感じます。血液検査は万能ではなく、 大事なお子さんに痛い思いをさせますので、 不要な検査は避けるべきです。
まずは、
2点目は厚労省が掲げる「アレルギー疾患対策基本法」です。 これは国民全体にエビデンス(医学的統計学的根拠)のある管理の 普及を行い、 アレルギー疾患に関する専門的な知識も国民全体で共有し、 疾患の理解を深めることです。アレルギー疾患は診断・ 治療が難しく、 改善に乏しい場合に様々な民間療法にすがる方も珍しくありません 。我々医師は医学的により正しく、 また治療効果として確率の高い治療を患者さんに提供する必要があ ります。残念なことに治療効果がすぐに現れず、 また薬の副作用のことで治療に前向きになれないことが多く、 患者さんが通院治療を断念することが多々あります。 患者さんの不安を取り除き、 治療に積極的に取り組めるように導けるような工夫と説明が必要で す。
その他にも診療に生きるさまざまな確認ができた研修会でした。 あわせて広島の居酒屋・ラーメン屋の研究も終えて(鍋焼きラーメ ンがうまかったこと、 様々な醤油と味噌を駆使する居酒屋がうまかったこと、 ネギ料理が売りの居酒屋に満員で入れなかったこと)、 非常に充実した研修会でした。 台風で心配だった新幹線も通常運転で無事帰宅できました。 息子とは週末に遊べず寂しい思いをさせたかもと思い、 お土産を探しました。息子はドラえもん好きなので、 これで許してもらえたでしょうか・・・。