5月18日は臨時休診致しまして、大変ご迷惑をお掛け致しました

5月18、19日に『「子どもの心」研修会』出席のため大阪に行って参りました。非常に有意義な研修会でした。
この研修会は、子どもの発達特性、虐待、心身症などをテーマにした様々な講演があり、2回目の参加です。

乳児期からの心の発達についての講演では「コミュニケーションの文脈」についてのお話しが強く印象に残っています。発達特性(定型的ではない発達過程、いわゆる発達障害)のある子どもには性格や理解力、思考などを考慮しながら、その子なりの「文脈」に合わせて関わることの重要さを示されました。
保護者もその子の発達特性がわからず、「コミュニケーションの文脈」がわからないのはある意味当然で、保護者も今まで自分が育てられた方法でしか関われず、発達特性について経験がありません。まずその違いを認め、受け入れ、その子の「文脈」に合わせないと家族での日々の生活がままなりません。

子育ては時代・世代とともに変化し、しつけと称した体罰は当時はそれが当たり前でしたが、今では虐待と位置づけられます。スポ根アニメの「巨人の星」も放映当時は文部省推奨だったそうで、少年にギプスで筋力強化をさせる姿は虐待以外の何者でもありません。常識や価値観は刻々と変わります。
そういった子どもの保護者に褒め方、注意の仕方などの関わり方を訓練するペアレントトレーニングについても講演があり、理解を深めることができました。

土曜日の夜は久しぶりに夜の街をぶらぶらし、いい感じの居酒屋でお酒を軽く飲んだ後、〆のラーメンを食べました。サバ6ラーメンというお店で、サバ節ラーメン(醤油味)をいただきました。

少しリフレッシュして、また日々の診療に勤しみたいと思います。